フィルスタコースが法学部で教員免許を取るには最適のコースであることは以前紹介しました。
全コースの中で最も教職課程履修率が高いのがフィルスタコースです。
教職課程では、昨日から今日にかけて(2月9日・10日)、教育実習を間近に控えた3年生に毎年恒例の教育実習事前指導を実施しました。
今日の目玉は、本学卒業生の現役教員による講演です!
毎年この事前指導では、本学の教職課程卒業生を招いて後輩たちに学校現場の実情やその仕事のやりがいなどをお話しいただいています。
今年の講師は、まだ卒業して3年目の船橋市立前原中学校教諭、大兼夏美先生でした。
大兼先生はフィルスタコース出身、さらにいえば、私(白水)のゼミの出身です!
大兼先生は本学4年生の在学中に教員採用試験に合格し、卒業と同時に同中学校で教壇に立ちました。
そして1年目から中学1年生を担任し、そのまま持ち上がりで今は3年生の担任をされています。
講演では、学生時代の様子を含む自己紹介から始まって、中学校勤務のリアルな日常、大変なこと、やりがいを感じたこと、そして後輩たちへのメッセージなど、さまざまな面から教員という仕事について語ってくれました。
ブラック勤務などと揶揄されることの多い教員の仕事ですが、最後に語られたのは、損得勘定とは別の価値観をもった仕事としてのやりがい、人にしかできない人を育てる仕事の素晴らしさ、子供たちの成長を実感できる何物にも代えがたい嬉しさなどでした。
講演後の質疑でも質問が相次ぎ、また、その後も学生たちが大兼先生に質問をしに行く姿が見られるなど、少し先輩のお姉さま的な親しみやすさで、3年生たちに大きな刺激を与えてくれました。
本学を巣立ち、こうして現役教員として凱旋してくれる先輩の姿は、学生たちにとって頼もしい道しるべとなるに違いありません。