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新型コロナ感染の拡大でオンライン授業が続いてきた今年度、後期に入って本学でも直接対面でできる授業が始まりました。1年生の基礎演習もその対象になりましたが、全学のゼミを順番に割り当てていたため、わがゼミは11月18日が初回となりました。

今まで画面を通してしか会ったことのなかったゼミ生たちが、初めて顔を揃えました!
そして初めての顔合わせとなれば、当然わがゼミでは「焚き火茶会」です!
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マッチもほとんど擦った経験がない現代っ子。まして火を焚いて湯を沸かすなど、生まれてこの方したことがないのが当たり前です。
しかしその当たり前は早々に克服しなくてはなりません。災害があっても火を焚いて生き残れるたくましさ、そして安全に焚き火をするスキルを身につけていないといけません。
…というわがゼミの基本方針に則って、この日は学内の庭で焚き火の実践です。

屋外ではありましたが、感染には注意。作業の前後には手指のアルコール消毒、そして飲み物などを口にするとき以外はマスク着用です。

季節外れの暑いほどの好天の中、以前の先輩が手作りしたロケットストーブを持ち出し、これまた先輩ゼミ生が集めた近所の枯れ枝を燃やして湯を沸かします。
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毎年のことですが、ここでゼミ生たちの個性が出ます。積極的に火をつけたり枝をくべたりと手を出す学生。一方であれやこれやと口だけ出して何もしない学生、にこにこしながらひたすら傍観に徹する学生…。これも毎年の光景で面白いものです。
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無事に20分ほどで2リットルの湯が沸き、紅茶のティーバッグを投入。ここでティーバッグの取り出し方を知らない学生がいるのにびっくり。うーん、時代はそこまで来ているか。
「やったことないの?」「小さい頃からそれはばあやがやって、オレは差し出されるだけだったんで」さらっと言ってのける饒舌なジョークに、ようやく顔を合わせられた嬉しさがにじみ出ているようでした。
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用意したお茶菓子(学事部次長さんからもお菓子の差し入れをいただきました。ありがとうございます!小さな大学ならではのこの顔の見える関係がいいですね!)に加えて、学生の中にも、みんなのお茶の友になるものを用意してきてくれた人がいました。気が利く!
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できあがったお茶で「かんぱ~い!」。年度始めに学生証を受け取りに来て以来2度目の登校という学生も多くて、大学で全員が揃うのは初めてでしたが、どの学生も、ようやくキャンパスでの大学生活を実感できたのではないかと思います。
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楽しいひとときはあっという間に終わり、みんなで片付けをして、無事に焚き火茶会は終了しました。
今年もあとわずかですが、残りのゼミも有意義に過ごしましょう!