フィルスタコースのブログ

中央学院大学 法学部 フィールドスタディーズコースの情報を発信するブログです。

2015年03月

今日から在学生(新年度2~4年生)へのガイダンスが始まりました。
まだ3月ですが、すでに大学は新年度に向けての動きが始まっています。
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大学は桜が咲き始めました。
4月5日の入学式に向けて新入生を迎える準備も整ってきています。
それに先立つ3日には法学部新入生全員がゼミごとに顔を合わせて仲間と対面するプライムセミナーも行われます。
新しい環境に不安を感じてドキドキしている新入生もいることでしょう。
でも、心配はありません。
新入生の皆さんがスムースに大学生活になじめるよう、大学では万全の準備をしています。
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新しい大学生活、ぜひ楽しみに登校してください!

昨日は本学の卒業式でした。
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正式には「学位記授与式」といいます。
法学部・商学部・大学院の卒業・修了式が執り行われました。
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午後1時から始まった授与式は、いかにも「儀式」という感じで粛々と行われましたが、いかにも卒業式の日らしいのはそのあとです。
それぞれの部屋に分かれて、担当教員から一人一人に学位記が授与されます。
私も現社コース卒業生の部屋に行き、学生たちに学位記を渡しました。
今年の卒業生は、2011年の入学生です。
そう、東日本大震災の直後に入学した学生たちなのです。

2年次以降、選択制で私のゼミを選んだ学生はいなかったので、今年の現社コースの卒業生とは1年の基礎演習以来の再開となります。
学部卒業前に起業した学生などもいて、その元気さにうれしくなりました。
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学位記授与が終わると、こんどは教職課程修了者に「教育職員免許状」、いわゆる教員免許を渡す部屋に移動しました。
1年生の初めに教職課程を履修し始めた頃から比べると、免許を実際に手にして卒業できる学生は3分の1程度になります。それだけ大変な道のりだったわけですが、それを乗り越えて教員免許を手にした学生たちの顔は、皆晴れ晴れとしていました。
「地理歴史」「公民」「中学社会」「商業」と4種類もの免許を取って卒業する学生もいました。
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その学生は免許状を受け取ったときから涙が溢れていました。その学生の話した言葉が耳に残っています。
「1年の頃、僕は第一志望の大学でもなかったし、教職もとりあえずやるかっていう程度のテキトーな気持ちでいました。途中、すっかりやる気をなくしてしまったこともありました。でも、教職をとっていたから、やめずに済んだんです。本当に教職をとってよかった…。これまで僕は人から大学を聞かれても、自信をもって大学名が言えませんでした。でも、今日からは僕は中央学院大学の卒業生だと胸を張って言えます。」
そう言いながら、彼は涙をぬぐっていました。
「他のヤツ、なんで泣かないんだよ!(笑)」
4種類の免許を取るのは大変なことです。
卒業単位以外にたくさんの勉強をしなくてはなりません。
どれほどの努力がその背後にあったのでしょうか。
しかし、大学は名前ではないのです。
そこにいて、どれだけ悔いのない勉強をできたか、どれだけ素敵な友人にめぐり逢ったか、どれだけこの4年間で成長することができたか、それが何より大切なのです。
そのことを彼の言葉から、はっきりと感じ取ることができました。

彼はこんなことも言っていました。
「他大学に行って教職をとったヤツと話したら、大きな大学ではとても先生と一対一で身近に指導してもらえるなんてないって言っていました。この大学だとこんなに近い感じで先生と接することができて、ホント、良かったです」
小さい大学には、大きな大学では実現できない良さもまたある。
それを活かして、4月からもまた学生たちとつきあっていきたい、と改めて思いました。

こんな教え子に恵まれて、私自身もこのうえない幸せを感じています。

教職課程担当で学生とともに苦労してきた教員6名と事務職員2名から、最後に一言ずつ言葉をかけました。
どの先生の言葉も情熱と温かさに溢れていました。
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挨拶の途中で涙ぐんで言葉が出なくなる先生もいました。
いつもは冷徹に事務を捌いていく教職担当の職員さんも、挨拶の中で思わず涙が溢れ、言葉に詰まりました。
それを聞く学生たちの真剣なまなざし。
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こういう別れはつらいものです。
でも、これも一つの節目。
こうして毎年学生を送り出していくのが、私たち教職員の役目です。
できるかぎりの満足と成長を添えて送り出してあげることが私たちの役目です。

2月下旬の平日、我がゼミの3・4年生で餅つきをしました。
毎年恒例の「4年生追い出しコンパ」ならぬ「追い出し餅つき会」です。
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今年追い出される4年生は2人。
まずは我孫子駅前のスーパーで食材などを買い物。

餅米は昨日3年生のゼミ生が研いで浸水してくれていました。
今年の餅米は4キロ。
3年生の人数が多いので、去年より多くしました。

大学に着くと、早速焚き火にとりかかります。
この日は生憎の雨。
しかも後半になると風も加わってひどい降りになりました。
しかしそれにもめげず、屋根のある喫煙スペースを借りて焚き火です。
(春休み中なので学生は少なく、誰も煙草を吸いに来ません)
もちろん燃料は大学近辺で拾った枯れ枝。
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簡易かまどでは焚き火で大鍋に湯を沸かします。
そしてロケットストーブで餅米を蒸します。
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最下段の鍋の湯が沸騰して、上2段の蒸し器に入れた餅米が蒸し上がっていきます。
50分ほどで蒸し上がりました。

イメージ 6そしていよいよ餅つき。イメージ 5












3年生は臼と杵を使っての本格的な餅つきは初めての学生ばかり。
なかなか力を入れて臼の真ん中を杵で搗くのは難しいようです。

それでも何とか餅が完成!
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大根おろし、納豆、きな粉、あん(昨日私が小豆から煮て作りました)、海苔と、味付けも豊
富に用意。
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寒い中でしたが、大満足の餅つきになりました。

夕方からは、同じメンバーで飲み会。
用事で遅れてきた3年生も加わって、大いに盛り上がりました。
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まもなく卒業の森田くんと三好くん。
2人ともとても真面目で明るく、3年生との合同ゼミをとても充実したものにしてくれました。
発表する3年生への真剣なアドバイスぶりは今も強く印象に残っています。
そしてゼミ論文にも一生懸命取り組んでくれました。
どこに出しても恥ずかしくない2人です。
イメージ 12イメージ 13こんなゼミ生たちと過ごせたことに感謝!
2人とも、ありがとう!

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