フィルスタコースのブログ

中央学院大学 法学部 フィールドスタディーズコースの情報を発信するブログです。

2011年07月

前の記事と前後しますが、7月11日(月)は白水担当のテーマ演習の前期最後の授業日でした。
今年のテーマは「食の安全と農村の再生を考える」ですが、前期には主に現在の日本の食をめぐる実情を理解するゼミ活動を行いました。
そして!前期最終回は、本ゼミ恒例の「焚き火料理」実習です!
今日はその様子を紹介します。
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6月中に大学近くの山裾で集めた薪を燃料に、料理を作ります。
メニューはゼミ生の意見で、自分たちで育てた野菜を利用して作る
ごはん
焼き鳥(本格炭火!)
ポテトサラダ
じゃがいもとチンゲン菜とシュンギクのスープ
に決定しました。

まずは野菜を洗います。ここからすでに妙に楽しそう!
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それから焼き鳥の下準備。買ってきた鶏肉を切って、串に1本ずつ刺していきます。
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そしてカマドで焚き火の準備。
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そしてごはんを炊いた残りの熾火(おきび)で、焼き鳥を焼きます。
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別の焚き火台では湯を沸かしてポテトサラダ用のジャガイモを茹でます。
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最後に野菜スープを作りました。
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こうして、豪華なゼミ料理が完成!
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みんなでお茶でカンパーイ!(アルコールは禁止。だって授業ですから!)
でもなぜか、ゼミ生でない学生も参加しているぞ。
まあ楽しいイベントには誰でも興味があるのダ。
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本ゼミでは、夏休み中に長野県での合宿研修を予定しています。
またその様子もアップしたいと思います。



今年は全国どの大学も一律15%の節電を要請されています。
そのため、エアコンの電力消費が大きい夏場の授業を短縮するところが増えています。
本学も当初の学年暦より早めに前期の日程を終えました(一部集中授業は残っていますが)。
夏休み明けの後期の始まりも1週間遅く、9月23日からの開始となります。
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東日本大震災が3月11日午後2時46分に起きたことは周知の事実ですが、その13時間後に長野県北部で大震災が発生していたことをご存じでしょうか。わずか1時間の間に震度6の地震が3回も発生し、とくに長野県の栄村が集中的に被害を受けました。
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今、村では罹災証明を元に、公費での建物解体が進んでいます。趣のある古民家や土蔵が、次々と壊されていきます。その中で、今の生活では不要となったたくさんの民具や古文書が廃棄されていくのです。
しかし、民具や古文書は村にとっての大切な文化財です。一度失われたら、再び復原することはできません。
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以前から歴史の調査でお世話になっていた村だったため、ゴールデンウィークに続いて6月17日から2回目の文化財レスキュー活動に入りました。
今回は全国から20名ほどのボランティアが駆けつけてくれました。いずれも古文書や民具の専門家ばかりです。
そして3日間で17軒のお宅を回り、最低限の民具・古文書などの救出活動を行いました。イメージ 4

埃と汗にまみれながら、傾いた土蔵の中で、木箱や段ボール箱を開け、中を確認していきます。そして記録カードに中身の概要を記入していきます。
民具の専門家は、貴重な昔の生活道具を見つけると、荷札に番号を書き込み、道具に付けていきます。
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屋根の垂木が崩れ落ち、建物が危険な中で必死に奥の木箱を引っ張り出すなど、いつもの歴史調査とは異なった体験をたくさんしました。
これが村の歴史の解明にいつか役立つことを期待しての作業です。






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